【開催レポート】第5回しろきつね杯 ~スクランブルバトルフェス~ 100名のトレーナーが東川に集結!

2026年7月5日(日)、東川町・せんとぴゅあⅠ コミュニティホール。開場前から親子連れが列をつくり、開会のあいさつが始まるころには、会場は道内各地から集まった100名のトレーナーで埋まりました。旭川から、札幌から、留萌から、なかには宗谷管内からも──。「第5回しろきつね杯 ~スクランブルバトルフェス~」は、しろきつね杯史上最大の規模で幕を開けました。このページでは、熱気に包まれた一日を写真とあわせてたっぷりレポートします。

第5回しろきつね杯 参加者全員での記念撮影
参加者全員での記念撮影。ジュニア・シニア、マスターあわせて100名が集まりました

開催概要

イベント名第5回しろきつね杯 ~スクランブルバトルフェス~
開催日2026年7月5日(日)
会場せんとぴゅあⅠ コミュニティホール(北海道上川郡東川町)
参加者数100名(ジュニア・シニア 44名/マスター 56名)
スペシャルゲストサイトウコウセイ選手(CL2020愛知 優勝/EMBERZ所属)
主催ひがしかわメイクラボ(TAKANARI.)
協力名寄TCG(仮)・チームナゲキ(札幌ポケカチーム)ほか、道内各地から集まったボランティアスタッフの皆さん
協賛カードショップさんれっど 様

この大会には「道内初」が2つあります

① プロプレイヤーの招致 ポケモンカードのプロプレイヤーが招かれるイベントは、これまで道内では札幌圏に集中してきました。札幌以外の道内でプロを招いた自主大会は私たちの知る限り確認できておらず、今回の招致は札幌を除く道内で初とみられます。

② 自主開発システムでの大会運営 対戦の組み合わせから進行・勝敗の記録、そして最終ランキングの確定まで。大会運営の最初から最後までを、主催者が自作したデジタルツールで完結させた自主大会は、札幌を含めても例が見つからず、北海道初とみられます。

「地方だから体験できない」をひっくり返すこと。それがこの大会にこめた、いちばんの想いです。

※いずれも当団体が調べた範囲での「初」です。もし過去に「札幌以外の道内でポケカのプロプレイヤーを招いた自主大会」や、「個人が開発したシステムで大会運営を最初から最後まで完結させた道内の事例」をご存じの方がいらっしゃいましたら、訂正いたしますので、SNSのDMまたは当サイトのお問い合わせよりご連絡ください。

当日の様子

好きなときに、好きなだけ。「スクランブルバトル」という遊び方

しろきつね杯の対戦形式は、決められたラウンド進行ではありません。対戦したくなったら待機列に入り、空いた対戦台でその都度マッチング。疲れたら休む、燃えてきたら何度でも挑む──それを一人ひとりが自分で選べる「スクランブルバトル」形式です。初参加のお子さんも自然に輪に入れて、この日いちばん対戦した参加者は1日で16試合を記録しました。

この形式には、道北ならではの理由もあります。移動距離の長いこの地域では、「開始時刻に間に合わないから」と大会をあきらめる人が少なくありません。スクランブルバトルなら、到着したらすぐ対戦、帰る時間も自由。遠くから来る人ほど参加しやすい仕組みなのです。

世代を越えて対戦する参加者たち
子どもから大人までが同じ空間で対戦。初参加でも自然に輪に入れるのがスクランブルバトルの魅力です

大会を支える、自主開発のマッチングシステム

この自由な進行を支えているのが、主催者が自主開発したマッチングシステム(Webアプリ)です。「対戦したい人の待機列」と「空いている対戦台」をリアルタイムに管理し、組み合わせの決定から勝敗の記録、ランキングの自動集計までをこれひとつで一括運営。市販の大会ツールは使わず、企画者自身が仕組みの設計からプログラミングまでを手がけました。少人数のスタッフでも100名規模の大会を滞りなく回せたのは、このシステムの力によるところが大きいです。

自主開発マッチングシステムの管理画面
マッチング管理画面。待機列・対戦台・進行状況をリアルタイムにひと目で把握できます
自主開発マッチングシステムの最終ランキング画面
全試合終了後に自動集計される最終ランキング。試合数・勝敗・勝率まで一覧できます(1位はなんと16試合!)

画面には試合数・勝敗・勝率・順位が刻々と表示され、アンケートでは「勝率などが出るのが、子どものモチベーションになっていた」という声もいただきました。「これまで参加した大会は既存のシステムばかりで、自主開発のものを見たのは初めて」「これは主催が開発したのですか、すごい」──システムそのものが、大会の名物になりつつあります。

なお、このシステムは今大会が初導入。当日は途中で不具合やマッチング対応による遅延が発生する場面もありましたが、スタッフの機転と連携のおかげで、その都度対応しながら最後まで大会を進行することができました。いただいた気づきをもとに改修を重ね、次回はさらに安定した運営を目指します。

サイトウコウセイ選手との対戦・サイン会

スペシャルゲストは、2020年チャンピオンズリーグ愛知 優勝、2022年 世界大会日本代表、そして国内最大級のポケモンカード通販「トレカキャンプ」を運営するサイトウコウセイ選手(ポケカプロチームEMBERZ所属)。対戦コーナーには一日を通して列が絶えず、東川の子どもたちが日本トップレベルのプレイヤーと真剣勝負を交わしました。カードを挟んで向かい合えば、世界レベルの選手も同じ一人のトレーナー。負けても悔しそうに、でもうれしそうに席を立つ子どもたちの姿が印象的でした。

ゲストによるサイン会
ゲストによるサイン会。対戦の合間にも交流の輪が広がりました

プロ選手が、まちの商店「ながさわ」へ

東川町内でポケモンカードを買える場所は、地域の商店「ながさわ」さんとコンビニ2店だけ。大会にあわせて、サイトウ選手がその「ながさわ」さんに立ち寄り、サインと記念写真を残してくれました。サインは店内に飾っていただけることになり、大会が終わったあとも、子どもたちが「プロが来たまち」を身近に感じられる形で残ります。世界レベルの選手がまちの小さなお店を訪れたこと自体が、東川にとって特別な出来事になりました。

地元商店「ながさわ」を訪れたサイトウコウセイ選手
まちの商店「ながさわ」さんを訪れたサイトウ選手。サインは店内に飾っていただいています

約1,000個のオリジナルパックと、抽選会

対戦の結果に応じてもらえるオリジナルパックは、この日のために約1,000個をご用意。うち約400個は番号入りで、対応する景品と交換できる仕組みです。昼休憩のあとには、ゲスト自ら抽選券を引いて当選者へ直接手渡す抽選会も開催。景品にはゲストのご提供品、協賛店・主催の提供品に加えて、参加者の持ち寄り提供品まで並び、用意した景品はほぼすべてが参加者の皆さんの手に渡りました。

抽選会の様子
抽選会はゲストが抽選券を引き、当選者へ直接手渡し。会場がひとつになる時間でした

実は、世界を目指す選手も来ていました

当日の参加者には、2026年8月にアメリカ・サンフランシスコで開催されるポケモンカードゲーム世界大会(WCS)への出場を決めている小学生・高校生も含まれていました。さらに公式大会でジャッジを務める経験豊富な方々の姿も。世界へ挑む選手たちが足を運んでくれる大会に育ってきたことを、うれしく思っています。

数字で見る 第5回しろきつね杯

100名

当日参加者(エントリーは実人数143名)

4.73

満足度平均(5点満点・回答者全員が4以上)

100%

「次回も参加したい」と回答

77%

しろきつね杯への初参加率

  • 参加者の約7割が道北エリア(上川・留萌・宗谷)から。カードショップのない留萌市から13名、宗谷管内からも3名が来場しました
  • ジュニア・シニア部門44名のうち、小学生が30名。親子での来場も多く見られました
  • 運営は受付・ジャッジ・マッチング・進行・撮影あわせて22名のスタッフ体制

※参加者アンケート(有効回答30件)およびエントリーデータの集計より。詳しい集計結果(アンケート結果まとめ資料)をご覧になりたい方は、お問い合わせよりご連絡ください。

参加者の声

大規模大会にゲストと大変だったと思いますが、とても楽しかったです

非常に雰囲気のいい大会でした。運営の皆さんが本当に大変だったと思います、そのおかげで参加者が楽しめた大会だったと思います。

めっちゃ楽しかったです。また参加させていただきます。

12戦全敗したけど楽しかったです。また予定があればぜひ参加したいと思います

ほかにも「地方でこれだけの規模の大会に出られるのはうれしい」「またこの場所で開催してほしい」など、たくさんの温かい言葉をいただきました。運営一同、何よりの励みです。

大会のあとは、東川のまちへ

アンケートでは「自然や景色が良い」「会場(せんとぴゅあ)がきれい・使いやすい」という声が上位に並び、「また来たいと思った」という回答も多数。大会の前後には道の駅やまちの飲食店、温泉に立ち寄ったという報告もたくさん届きました。「さすがに日帰りはキツかった。今度は前入りします!」という遠征組の声も。カードゲームの大会が、東川というまちに触れるきっかけになっている──それも、この大会を続ける理由のひとつです。

ご参加いただいた皆さまへのお知らせ

当日のアンケートでご希望いただいた「当日写真の共有」と「東川町特産品の抽選」は、これから順次ご案内していきます。お申し込みいただいた皆さまは、今しばらくお待ちください。

ご協力いただいた皆さまへ

本大会は、協賛のカードショップさんれっど様、ご協力いただいた名寄TCG(仮)様・チームナゲキ(札幌ポケカチーム)様、景品をご提供くださったサイトウコウセイ選手、そして受付・ジャッジ・マッチング・進行・撮影を支えてくれた22名の運営スタッフの力で実現しました。道内各地からこの大会のために集まってくれた仲間たちに、心より感謝いたします。

本イベントは、東川町未来チャレンジ活動支援事業の支援を受けて開催しました。


次回に向けて

いただいたご意見をもとに、席案内のわかりやすさ、対戦時間の確保、抽選会の導線などを改善しながら、第6回の開催を目指します。ひがしかわメイクラボはこれからも「創造力を育て、楽しむ」を合言葉に、子どもから大人まで楽しめる場づくりを続けていきます。

一緒に、この場所をつくりませんか

ひがしかわメイクラボは、カードゲームのほかにも、ロボコン(ロボットコンテスト)などのものづくりやプログラミングを子どもたちに教える活動をしています。しろきつね杯を、そして道北のカードゲーム文化とものづくりの場をこれからも続けていくために、町内で一緒に動いてくれる運営仲間と、活動を支えてくださるスポンサー・協賛店を募集しています。「手伝ってみたい」「話を聞いてみたい」だけでも大歓迎です。SNSのDM、または当サイトのお問い合わせよりお気軽にご連絡ください。

次回のしろきつね杯についても、決まり次第、当サイトおよび各SNSでお知らせします。ぜひフォローしてお待ちください。