ICT支援員認定資格試験について
ICT支援員として、現在働いていますがICT支援員は特に資格もなく、知識やコミュニュケーションが取れれば慣れる仕事です。
ICT支援員として働いているのであれば、何か資格がないかと調べた結果、ありました。
「ICT支援員認定資試験」
年2回実施のうち、6月に受験してました。
試験内容として、学校などの教育機関に、ICT機器に関するサポートやICT機器導入などをコーディネートできる人材を認定するための試験らしいです。
現状として、ICTに強い人材が教育現場に不足しており、なかなか教育現場にIT機器操作の手伝いや授業の相談、アドバイスができる人材が不足している状況です。
文部科学省指導のもと、民間の資格制度ではありますが、ICT支援員認定試験制度が作られました。
試験の内容としては、コンピューターソフトやネットワークなどに関する知識力の他、ICT機器を使った教育現場への理解、問題解決のためのコミュニケーション力など、様々な実践的能力が求められる試験です。
とりあえず試験結果は
試験結果ですが、、、
落ちました!
試験を受けるきっかけ
4月からICT支援員として現場で働いてますが、正直どんなことがICT支援員に求められているかわからなかったです。しかも、教育現場に入るのがはじめてだったため、「ICT支援員とは一体何なのか?」を勉強する目的としても試験を受けようと思いました。
ただ仕事で現場に入って2ヶ月も経たずに、応募の締め切りはきてしまうため、移住してすぐに慣れない生活もあるので、ギリギリまで受けるかどうかは悩みました。
試験内容
試験内容としてA領域(実践的知識)、 B 領域(問題分析説明力)の2つに分かれています。
A領域(実技的知識)は試験実施日時に受験会場でのコンピューター(CBT)方式で受験。A領域の結果発表後に、 B 領域(問題分析説明力)を受験内容が公表されます。
B領域はA領域合否発表後、課題が発表され、課題に対して指定期間内に120秒程度の動画を撮影し(今回は90秒)、提出。提出後、認定員会で評価され、B領域の合否がでます。
A領域とB領域両方合格で、試験合格となります。
今回、自分はA領域は合格まして、B領域で落ちました。
(A領域はほぼノー勉で行ってしまい、落ちる覚悟でいましたが受かってました)
A領域の問題例
<ICTの知識を問われる問題>
【問題 ☓】(制限時間 150秒)
ある先生から自宅で作ってきたwordのデータが学校では開かないと相談があった。ファイルを見てみると「*.docx」となっていた。以下の対応のうち【適切と考えられるもの】をすべて選び、チェックしなさい。
【選択肢】
1. Word 2007より前のバージョンでは、そのまま「*.docx」ファイルを開くことはできないので、Microsoftが無償で配布している「互換機能パック」を追加インストールし、「*.docx」ファイルを表示、編集、保存できるようにする。
2. ファイルの拡張子を「*.docx」から「*.doc」に「名前の変更」を使用して変更する。
3. 校内でWord 2007以降のバージョンのインストールされているパソコンを探す。
4. Word 2007より前のバージョンでは、そのまま「*.docx」ファイルを開くことはできないので、自宅で「*.doc」で保存し直すように伝える。
5. 一太郎などの他のワープロソフトを利用して開く場合もあるので試してみる。
<教育現場の理解を問われる問題>
【問題 ☓】(制限時間 150秒)
以下の説明は、学校教育で用いられている教育関連用語について述べたものである。それぞれ、何を表しているか、【適切なもの】を、選択肢の中から選びなさい。
【選択肢】
1. 学校教育法教育基本法学校基本法学習指導要領憲法26条:教育の目的、理念、義務教育、学校教育などについて明示されている法令
2. 教科指導書指導要録学習指導要領教育課程評価基準学校基本法:文部科学省から告示される、学校教育の教育課程の基準
3. 保護者通知票教科指導書指導要録学習指導要領学校要覧:児童・生徒への学習指導の過程や成果などを要約して記録したもの
4. 学校教育法教育基本法学校基本法学習指導要領憲法26条:現行の学校制度の根幹である学校の設置や管理などについて明示されている法令
落ちた原因として
B領域を落ちた原因としては「ツールの調査不足」と「IT用語を先生にわかりやすく説明する」(あと、滑舌と早口かな)
GIGAスクール構想により、小中学校に導入されたシェアが多いツール確認させる意味もある課題が出てきて、ツールに対しての基礎的知識がないといけなかったです。
ツールとしては、GIGAスクール特有と記載がありましたが、ツールのプランや契約内容がGIGAスクール特有でしたが、今回の課題の機能としては一般的な企業で契約してもあまり変わらないような内容です。
自分が今ICT支援員の仕事して現場で使用してるツールは、GIGAスクールでシェアが多いツールではない別なツールを普段使用しています。
なので、今回の課題のツールを動作も含め、もう少し調査しなければいけなかったです。
よくよく考えると普段から使用していないツールだとしても、名前が違うだけで、ほぼ機能としては普段から使用しているツールと変わらないものだったので、そこを柔軟に考えれなかったことも落ちた原因かと。
あと、GIGAスクールで導入されたツールは、前はシェア率が高い関係なしに普段から使っていたので、機能として忘れていたのも原因です。
今までIT業界で当たり前に働いていた自分は、IT用語なんて当たり前に使われているので、それが先生の中では「当たり前ではない」と今回思い出されました。
(自分も昔、IT業界で働きはじめた頃はIT用語なんて宇宙人の言葉かと思いました)
「ドキュメント」もIT用語らしく、先生方には「文章」と説明しないといけなかったらしく、自分説明で入れてました。「ドキュメント」と言った時点で、かなりの評価が下がっているそうです。けど、よくよく思い出すとツールの名前内で「ドキュメント」と使っていたので、落ちた原因は別なところかな。。。
まとめ
試験としては落ちてしまいましたが、教職についても出題されいたので、ITより教職について良い勉強になりました。
また、今回落ちたとして、次回また受けるかときかれたら、今のところ「受ける気はない」です。
今のところ「ICT支援員」として資格なしでも働けます。
もし資格必要になったとしたらICT支援員を続けるかは微妙なところ。
自分としては軸はITで様々な業種に関わっていきたいですが、やはりその中に「ものづくり」がないとモチベーションが上がらないです。
今、ICT支援員している中に「ものづくり」ができるところを発見したので、モチベーションがありますが、今回勉強したICT支援員の内容をしているだけでは、自分は続かないなーと思いました。